■3月15日
気付いたきっかけは、顔のむくみでした。
朝からちびの瞼が腫れぼったかったのですが、そのうち引くだろうとあまり気にせずにいたら、夕方になっても引かないどころか一段と目の周りがふくらみ、翌16日朝には頬もぱんぱんになっていました。
朝イチで小児科へ。前夜、ネットで子供の顔のむくみについて検索し、急性腎炎かネフローゼかも知れないと怯えていました。試験紙による尿検査の結果、案の定血尿が検出され…さらに詳しい検査をするが結果は翌日にならないと判らないとのこと。
咳、鼻水など風邪症状もあったので、抗生剤と風邪薬を処方されて帰りました。
心配の中迎えた17日。いきなり8度の熱…。顔は別人のようにむくみ、足も腕もひとまわり大きくなって膨らんでいました。
それでも本人は機嫌も普通で食欲も普通でした。夕方、検査結果を聞きに小児科へ。ところが…結果は白。
尿蛋白も潜血も出ていない、他の数値も正常値…!?でも昨日、試験紙で血尿が出たのに??
心配ないでしょう…で済んでしまいそうな雰囲気の中、浮腫が激しいこと、身体が急にひとまわり大きくなったこと等を伝えると、体重を量られました。浮腫は急激な体重増加を伴います。結果は20.3kg。2ヶ月前に同病院を受診した時より2kg増えていました。
子供で2ヶ月で2kgの増加は異常なので、詳しい血液検査等した方がいいと、総合病院への紹介状を書いてくださいました。
■3月18日
先日までゆるめだったボトムがきつい。瞼はいっそう腫れて開いているのかどうか判らない程。
総合病院を訪れ受診。尿検査、レントゲン、血液検査で急性腎炎の疑いが濃厚と診断され、その場で即入院となってしまいました。
この頃咳もだんだん酷くなってきていたのですが、肺に白い影がたくさん写っていて、水もたまっており、心肥大も見られると…。
「入院いや…」と泣く娘をなだめながら、泣きたかったのは私。しっかりしないと…。
安静が絶対必要な状況だったので、6人部屋の病室へ、車椅子を押して行きました。夫に連絡を入れると駆けつけてくれ、一緒に色々と治療の説明を受けました。
・水分制限。一日に飲んだ水の量をきっちり量って記録する。上限500ml/24hを超えないようにすること。
・24h蓄尿を毎日。
・塩分、タンパク質、カロリーの制限。食事は制限食が出る。一日に取っていい塩分量は2g。
・安静。洗面とトイレ以外はベッドから降りてはいけない。
・利尿剤と抗生剤の服用。
担当医は男性の研修医で、指導医としてついてくださったのは女医さんでした。
ショックは大きかったけれど、病室は清潔で、6人部屋とはいってもカーテンで完全に仕切られプライバシーも確保でき、スタッフの皆様も感じが良く説明も丁寧で、おかげで随分落ち着くことができました。
でも、午後からだんだん熱が上がって夕方頃には40度を超え…激しい咳もひっきりなしで横になれず…。
腎炎では発熱しないが、肺炎の影があったのでその影響だろうと言われ、咳込みの合間に頭が痛い辛い苦しいと泣く娘に看護師さんが熱冷ましの座薬を2個入れてくれました。
子供があんまり辛そうで私まで泣いていたら、「お母さんが不安そうな顔をしていると子供は敏感に察する。あまり心配そうにしていたらダメ」とあとで注意をうけました。…しっかりしなきゃ。
本来なら4歳以下の子供にのみ付き添いの宿泊が許可されるのですが、大きい子供でも入院に対する不安が強い場合などは初日のみ泊まり込んでもいいと言われ、その夜は病室のベッドで一緒に寝ました。添い寝想定のためかベッドは大きめで窮屈さは感じませんでした。
消灯後も咳が酷く、熱もとても高く、水もあまり飲ませられないので、抱きしめて背中をさする以外何もしてあげられず…。
不安を悟られないように気を付けながら…ごめんねお母さん何もしてあげられなくてごめんね、と子供に見えないように泣いていました。
夜中、咳込みと共に嘔吐してナースコールしたり、制限量ギリギリまでスプーンで少しずつ水を飲ませたり、あまりに酷い咳に看護師さんが加湿器を貸してくれたり、吸入してくれたり、いつ眠ったのか、眠ったのかどうかすら判らない一夜が過ぎていきました。